順送プレス金型 Press

順送プレス金型とは?

プレス順送金型とは、金属板や帯材をプレス機で特定の形状に加工するための金型です。順送の工程では、打ち抜き、曲げ、絞りなどの加工が順番に行われ、端子や板ばねなどの製品を製作します。

順送プレス金型の最大の利点は順送という加工工程の自動化と連続化により、他の加工方法に比べて加工時間を大幅に短縮できる点にあります。プレス順送金型は、特に自動車部品、家電製品、精密機械部品など、高精度が求められる複雑な形状の部品の大量生産によく使われる手法です。

パワージェクトの順送プレス金型

お客様の要望により、長年の付き合いがある協力工場やグループ海外工場を利用した部品調達等を行い、コストダウン・短納期に努めています。お客様の金型仕様を元に、熟練の技術者が仕上げ対応を行い、使い勝手の良い金型を製作します。トライ用のプレス機も強化しており、量産前のプレ量産対応も可能です。

社内工場では80 tクラスの金型製作までですが、協力工場と共に100~500tクラスの製作実績があります。精密金型の技術を生かした工程改善(単発⇒順送化、機械加工⇒金型対応)などを提案し、歩留まり改善・単価低減へと繋げています。全剪断・ダレ最小・バリレスなどの製品を順送金型で対応しています。

幅広い調達ネットワーク

熟練の技術者の仕上げ対応

最大500tクラスの製作実績

高速順送プレス金型

順送プレス金型は回転数を上げれば上げるほど、同じ製品でも短時間で大量に生産できます。しかし、高回転にしつつ、要求の品質を確保するには、金型の品質やプレス機の性能が必要になります。加えて現在では、製品は小型化・複雑化が進んでおり、高回転で稼働させること自体も難しくなってきています。

弊社では、500SPM以上の高回転での大量生産ができるような高速順送プレス金型を数多く納品してきており、高速でのプレスに耐えられるような金型設計のノウハウを積んできています。

超硬材料の使用

高回転で順送プレス金型を稼働させると金型そのものが破損してしまう可能性があるため、金型の材料を超硬材質に変えるなどして高回転な可能な金型になります。

表面処理の選定

1個当たりの加工にかかる時間も極めて短くなるので、金型の表面処理を変更することによって品質落とすことなく加工が可能になります。

専用の工程設計

金型が開く量が減少させることで高速でのプレスが可能になります。そのためには専用の工程設計が必要になります。